【Twitch】海外のコメントを無料で自動翻訳する方法

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Twitch配信歴5年、ゲーミングデバイスレビューをしています、すくらぶです。

本記事では

  • 自分の配信に来た海外のコメントが読めず上手くコミュニケーションが取れない
  • 配信でコメントが自動翻訳されているのを見てやり方を知りたい
  • 自動翻訳はできたけど可愛い声で読み上げさせたい

そんな方に向けて自分が見つけた自動翻訳、読み上げの設定を紹介します。

画像付きでなるべく分かりやすく解説していますので是非最後まで見てみてください。

手順

画像のように海外の方からのコメントをチャット欄上で翻訳できる形を目指します。

手順としては

  1. Bot用のTwitchアカウントを新規作成
  2. Botの認証コードを発行
  3. Botのダウンロード
  4. config.pyの設定
  5. 自動翻訳Botを起動
  6. 動作確認

です。

1. Bot用のTwitchアカウントを新規作成

翻訳した文章をチャット欄に送信する為のアカウントを作成します。

Twitch アカウント新規作成
https://www.twitch.tv/signup

アカウント名はなんでも大丈夫です。

後で設定の際にアカウント名を入力するので分かりやすい名前がおすすめです。

自分は「scrub_translation_bot」というアカウント名にしました。

2. Botの認証コードを発行

アカウントの作成が完了したらログインした状態になっていると思います。

その状態のまま以下のURLに遷移します。
https://twitchapps.com/tmi/

開くと画像のようなページに遷移するので「Connect」をクリック。

初回だとアプリ連携の許可をする画面が表示されるので「許可」をクリック。

すると「oauth」から始まる認証コードが発行される為メモ帳などに控えておく。

3. Botのダウンロード

下記のURLからBotの本体をダウンロードします。

OSがWindowsなので「twitchTransFN_windows.zip」をクリックしダウンロード。

https://github.com/sayonari/twitchTransFreeNext/releases

4. config.pyの設定

ダウンロードしたzipファイルを解凍します。

「config.py」が翻訳ボットの設定ファイルになっている為、初期設定を行っていきます。

「config.py」を右クリックして「プログラムから開く」を押します。

「その他のアプリ」をクリックし「メモ帳」をクリック。

編集すべき場所は3か所です。

  • Twitch_Channel – 自分の配信アカウント名(例:scrub33)
  • Trans_Username – 最初の手順で作成したBot用アカウント名(例:scrub_translation_bot)
  • Trans_OAUTH – 手順2で発行したoauthを含めた認証コード

自分の場合の設定はこんな感じです。

これでとりあえず動作させることができるので「config.py」を保存して閉じる。

5. 自動翻訳Botを起動

解凍したフォルダの中にある「twitchTransFN.exe」をダブルクリックで起動します。

起動すると黒い画面がでてきます。

自分の配信のチャット欄を確認します。

うまく設定ができていると先ほど作成したBot用アカウントからの「has landed!」というコメントが確認できます。

6. 動作確認

サポート言語は以下のURLから確認できます。

https://cloud.google.com/translate/docs/languages

コメント欄に適当な英語をうってみましょう。

  • Botが翻訳してコメントをしてくれる
  • どのユーザーのコメントを翻訳したかを表示(例:by 〇〇〇〇)
  • 何の言語を翻訳したかを表示(例:en > ja)
  • コメントの読み上げ

を行ってくれることを確認できると思います。

お疲れさまでした!

おすすめの設定

この翻訳Botの細かい設定に関しては以下のURLから確認できます。

https://github.com/sayonari/twitchTransFreeNext

その中から自分が実際に設定しているおすすめの設定を紹介します。

「config.py」内の文字を変えたり追加するだけですので簡単にできます。

日本語は翻訳しないようにする

初期状態だと日本語のコメントが英語に変換されます。

日本語を翻訳する必要はあまりないと思いますのでこれを無効にしたいと思います。

「twitchTransFN.exe」を閉じた状態で「config.py」を「メモ帳」で開きます。

「Ignore_Lang」に「ja」を追加します。

保存して再度「twitchTransFN.exe」を起動します。

「has landed!」というコメントを確認できたら日本語のチャットをうってみます。

日本語に対して翻訳を行わないことが確認できれば完了です。

特定の単語を翻訳しないようにする

初期状態だとコメントでよく使われる「w」や「ww」なども翻訳されます。

翻訳する必要のない単語を登録することでそれ以外の文章があればそこだけ翻訳してくれるように設定できます。

「twitchTransFN.exe」を閉じた状態で「config.py」を「メモ帳」で開きます。

「Delete_Words」を探します。

初期状態では

Delete_Words = [‘saatanNooBow’, ‘BikuBikuTest’]

となっていると思うので

Delete_Words = [‘saatanNooBow’, ‘BikuBikuTest’, ‘w’, ‘ww’, ‘www’, ‘wwww’]

のように,’翻訳しない単語’の形で追記します。

保存して再度「twitchTransFN.exe」を起動します。

「has landed!」というコメントを確認できたら登録した単語を翻訳しないか確認します。

登録した単語単体のコメントは翻訳されません。

登録した単語の他に文章があればそこだけ翻訳してくれるようになります。

どのユーザーのコメントを翻訳したかを表示をしない

初期状態だと翻訳したコメントの後に「by 〇〇〇〇」とどのユーザーのコメントを翻訳したのかが表示されます。

別で音声読み上げソフトを使用しているとコメント以外の言葉が読み上げられると邪魔に感じることがあります。

その場合は表示をオフにしましょう。

「twitchTransFN.exe」を閉じた状態で「config.py」を「メモ帳」で開きます。

「Show_ByName」を探して「True」を「False」に置き換えましょう。

初期状態

Show_ByName = True

変更後

Show_ByName = False

保存して再度「twitchTransFN.exe」を起動します。

「has landed!」というコメントを確認できたら適当な英語で翻訳させます。

コメントの後に「by 〇〇〇〇」が表示されていないのが確認できれば完了です。

何の言語を翻訳したかを表示しない

初期状態だと翻訳したコメントの後に「en > ja」と何の言語から翻訳したのかが表示されます。

先ほど同様に別で音声読み上げソフトを使用しているとこの部分が邪魔に感じることがあります。

その場合は表示をオフにしましょう。

「twitchTransFN.exe」を閉じた状態で「config.py」を「メモ帳」で開きます。

「Show_ByLang」を探して「True」を「False」に置き換えましょう。

初期状態

Show_ByLang = True

変更後

Show_ByLang = False

保存して再度「twitchTransFN.exe」を起動します。

「has landed!」というコメントを確認できたら適当な英語で翻訳させます。

コメントの後に「en > ja」などのどの言語から翻訳したかが表示されていなければ完了です。

twitchTransFN.exeで読み上げさせない

別の音声読み上げソフト(棒読みちゃん、VOICEVOX)を使用している方向けです。

コメントの読み上げは別で行いたいという方は「twitchTransFN.exe」側での読み上げをオフにしましょう。

「twitchTransFN.exe」を閉じた状態で「config.py」を「メモ帳」で開きます。

「TTS_In」と「TTS_Out」を探して「True」を「False」に置き換えましょう。

初期状態

TTS_In = True
TTS_Out = True

変更後

TTS_In = False
TTS_Out = False

保存して再度「twitchTransFN.exe」を起動します。

「has landed!」というコメントを確認できたら適当な英語で翻訳させます。

コメントを音声で読み上げなくなっていれば完了です。

棒読みちゃんで読み上げさせるとコメントの前に「ACTION」が入ってしまう

棒読みちゃんで翻訳したコメントを読ませようとした場合、コメントの先頭に「ACTION」と入ってしまいます。

その為棒読みちゃん側で「ACTION」は読み上げないように設定する必要があります。

棒読みちゃん内の「設定ボタン」をクリックします。工具のような見た目をしているボタンです。

「配信者向け機能」をクリックし「配信者向け機能を有効にする」を「False」から「True」に変更します。

「Study(教育)」をクリックし「タグを有効にする」が「True」であることを確認できたら「OK」を押して設定を保存します。

「辞書登録」→「教育」に進みます。

「探索文字列」に「ACTION」を入力。

「置き換え後」を空欄にした状態で「新規登録」をクリック。

下のリストに追加できていれば棒読みちゃん側の設定は完了です。

自分の配信を開き棒読みちゃんで読み上げられる形にしてから適当な英語で翻訳させます。

「ACTION」を音声で読み上げなくなっていれば完了です。

※注意点

「配信者向け機能」を「True」にすると色々な機能が使用できるようになり、視聴者側が悪用できてしまう機能もあります。

その為以下の機能はオフ(False)に設定しておくことをおすすめします。

棒読みちゃん内の「設定」ボタンをクリックし

・文字数制限

・自動加速

・自動スキップ

・Volume(音量)

は「False」に設定しておくのがおすすめです。

さいごに

自分の配信では韓国語、英語のコメントもよく来るため翻訳ボット導入はとても便利だと感じました。

手順もそこまで難しくないので様々な国の言語を素早く翻訳してコミュニケーションを取りたい方の参考になっていれば嬉しいです。

少しでも参考になったらTwitchTwitterYouTubeのフォロー、チャンネル登録をしていただければ嬉しいです。

細かい部分で分からない点などあれば配信で聞いていただければ直接お答えすることも可能かと思います。

それではまた!